明治10年の開窯から150年。⾚沢家が守り続けてきた「交趾焼(コーチやき)」は、今、五代⽬ ⾚澤露⽯の⼿によって、⼯芸の枠を超えた「光の芸術」へと進化を遂げます。
地中海のファイアンス陶器や、イタリアの聖堂を彩るモザイク画。⻄洋が⽣んだ「透き通る光」の美しさは、シルクロードを渡り、中国の三彩、そして京都へと辿り着きました。⾚沢家が代々追求してきたのは、その光を「⼟の上に繋ぎ⽌める」こと。鮮やかな交趾釉(コーチゆう)を⽤い、まるで一滴の露のような、⼤地そのものが発光しているかのような深い透明感を⽣み出しました。
⼆代⽬が⾚坂迎賓館に、三代⽬が美術館に収蔵されるという輝かしい歴史。そのすべてを背負い、五代⽬は今、新たな「露⽯」として歩み始めます。⼟と⽕、そして光。数千年の歴史が交差する、唯⼀無⼆の輝きをぜひご覧ください
… 初代 赤澤華峯の経歴を読む
初代・赤沢華峯は、明治10年、伝統ある赤沢家の歴史に芸術という新たな息吹を吹き込んだ創始者です。大本山妙心寺に代々仕える寺侍の家系に生まれながら、時代の転換期に筆を執り、独自の美意識を追求しました。彼の情熱は、150年続く『光を支配する芸術』の源流となり、今なおその精神は歴代の作品の中に生き続けています。
… 二代 赤澤露石の経歴を読む
「⼆代⽬は戦時中に交趾焼の「技術保存作家」として認定され、晩年には東京の⾚坂迎賓館に納められるほどの傑作を⽣み出した、⾚沢家の歴史における最重要⼈物です。」
⼆代露⽯は、国の技術保存作家にも選ばれた、まさに交趾焼の歴史における『伝説』です。⾚坂迎賓館にも作品が納められているという事実は、その絶対的な品質の証明です。美術館級の価値を持つ、最⾼峰の作品の品質を保っています。
… 三代 赤澤露石の経歴を読む
「越前(武⽣)が育んだ芯の強さと、京が磨いた美意識。名⾨を⽀えた⼥性名⼯、三代⽬‧⾚沢露⽯。」⼆代⽬露⽯の急逝という危機に際し、三代⽬はその卓越した情熱で窯を守り抜きました。彼⼥の⼿による「交趾」の技法は、伝統を重んじながらもどこか温かみがあり、⾒る者を優しく包み込みます。武⽣出⾝の彼⼥が京都で花開かせたその才能は、現在へと続く⾚沢家の礎となりました。
… 四代 赤澤露石の経歴を読む
「四代⽬は、戦後から平成にかけて活躍し、茶道具としての交趾焼の地位を確固たるものにしました。気品溢れる造形が特徴です。」
四代⽬は、茶道界で深く愛された名匠です。その作品が放つ気品と、計算し尽くされた造形美は、茶席の格を⼀段引き上げます。
… 五代 赤澤露石の経歴を読む
「五代⽬は、歴代の技術を完璧に継承しながら、⽇本画の素養を活かした繊細な筆致と現代の空間に馴染む洗練された⾊彩が特徴です。」 五代⽬露⽯⽒は、伝統的な交趾焼に⽇本画の写実性と現代的な感性を吹き込みました。今まさに進化を続ける技術は、未来の⾻董としての価値も秘めています。今の暮らしを彩る『⽣きた芸術』として、その鮮やかな⾊彩をお楽しみください。